質問の文面から見て、初診の心エコ-図検査と考え回答します。左室駆出率が50~55%程度でDCM様の心エコー所見が得られたと思います。全体的な壁運動低下が見られる代表的な疾患として、拡張型心筋症、虚血性心筋症、高血圧性心筋障害、心筋炎などが挙げられます。その他、薬剤性、アルコール性などが原因の心筋障害や何らかの原因による一時的な心筋予備能の低下による場合などがあります。いずれにせよ心機能低下の原因を検索する必要がありますので心エコー検査の follow up 要請はすべきです。出来れば心エコー検査前にラボデータの結果を見ておくことをお薦めします。特にBNPは必須項目です。